金寶寺(新潟市中央区上所)に【子ども食堂】がオープン!取り組みについてインタビューしてきました!

主夫のぽぽ(@carp0p0)です。

昨日こんな記事を書きました。

この【子ども食堂】というワードが気になったのは、先日、Facebookのタイムラインを眺めているとこんな投稿が流れてきたからなんです。

子ども食堂…聞いたことはあったけど新しくできるんだなぁ。

ん?これ我が家の近くだし、同じ小学校区じゃん!

こう思った瞬間に問い合わせ、取材の申し込みをしていました。

現在住んでいる場所には何かしらの縁があったんだろうし、目に見えなくてもいろんな人がこの地域を作っていて、僕や家族はその中でいろんな人に支えられて生きています。

その地域の中で素晴らしい取り組みをしている場所を紹介したいと強く思ったんですよね。

そこで今回は実際に5月3日より【子ども食堂】を運営される真宗大谷派 金寶寺の朝倉奏さんに取り組みへの想いなどを聞いてきました。

理想のお寺と出会って

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朝倉奏さんは真宗大谷派 金寶寺の副住職。

藤原竜也似の笑顔が素敵なお坊さんです。

この真宗大谷派 金寶寺は江戸時代から続くお寺で現在は20代目のお父様が住職をなさっています。

定例布教はもちろんのこと、寺ヨガや無料塾、子供英会話教室など様々な取り組みをなさっているんですが、その背景には朝倉さんの理想のお寺像があるそうです。

実は両親からお寺を継ぐように言われたことは一度も無かったので、進路をどうするべきか悩んでいました。

そんな時にハワイにあるお寺のフジモリさんという住職に出会ったんです。

その人に色々教えてもらううちに、ハワイのお寺に遊びにおいでと言っていただいて。

そのお寺が僕の理想だと感じたんです。

カウアイ島にあったそのお寺は、檀家さんと住職の信頼も厚く、子供達がなんの気兼ねもなくお寺に遊びに来たり、夜になると周辺の畑で採れた野菜などを持ち寄ってパーティーをしたりと、世代や立場などの垣根が無いお寺だったそうです。

子供からお年寄りまで、そこに住むいろんな立場の人たちが気軽に集まることができる、そういうお寺を目指していることから、塾やヨガなど様々なアプローチをされているとのことでした。

お寺が”風景”にならないように

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本来のお寺の役割として、人が集まるというものがあると思っています。

オウム真理教の事件では高学歴の信者たちが『どうして既存の宗教ではなく、オウム真理教に入信したのか』という質問に『例えばお寺というものはあるけれどもそれは風景でしかなかった』と答えたとのことです。

お寺というのはそこにあるものというだけではなく、本来の役割を果たせる、つまり”場”を作っていきたいと思いました。

【子ども食堂】とは何か?

「こども食堂とは、こどもが一人でも安心して来られる無料または低額の食堂」

これは『子ども食堂』という名前を最初につけた方による定義だそうです。

大事なのは『子ども食堂はこどもの食堂ではない』という点です。

僕自身は子ども食堂という名前から様々な理由で食事を一人で食べていたり、満足に食べられない子供のためのものだと思っていました。

大人が行っても大丈夫だし、むしろ大人がが来てくれることで様々な知恵が集まる場所にしていければいいと朝倉さんはおっしゃってました。

様々な人に支えられて

朝倉さんはこの【子ども食堂】を立ち上げるに当たって、クラウドファンディングで資金を集めてらっしゃいます。

目標金額は見事達成!

本当に多くの人が自分に出来ることをやらせて欲しいと申し出てくれました。それはボランティアとして手伝いたいというのはもちろん、直接関わることは出来ないかもしれないけど、お金の面で支援させて欲しいという方も多くいて。

イタリアンレストランでシェフをしている同級生からは、『料理を作らせて欲しい』とも言ってもらって。

すごくありがたいんです。でもそういう支援を頂けば頂くほどその気持ちに応えられるのか怖くなってしまう自分もいて。

でももう吹っ切れたので!(笑)

責任の重さを感じながらやっていかないといけないなと思っています。

この話に朝倉さんの人柄が表れているなと。

何かやりたいという人はとても多い。でもそういった人が集まるためには中心となる人が必要です。

支援してくれる人は取り組みに共感してお金を出してくれたり、お手伝いを申し出てくれているんだと思いますが、そこには中心となる人への信頼がなければ成り立ちません。

これまで朝倉さんがやってきたことや人柄に共感する人が多いからこそ、この【子ども食堂】が出来るんだなと。

この日、朝倉さんと初めてお会いした僕も人柄に思わず引き込まれてしまいました。

因みにクラウドファンディングはまだ続いていますので、ご支援いただける方は、下記までお願いします。

ぽぽ、考えた

昨日の記事と合わせて真宗大谷派 金寶寺で始まる【子ども食堂】について書いてきました。

今日の記事では朝倉さんにインタビューさせてもらった内容を綴ってきましたが、本当に素敵な方で【子ども食堂】に来る人たちは幸せだなと。

そしてこの【子ども食堂】、取り組みとしては本当に素晴らしいし、僕も応援していきたいと思ってこの記事を書いているんですが、インタビューが終わって僕なりに考えたこともありました。

それはこの【子ども食堂】という取り組みが無くなるのが理想なんだよなということ。

【子ども食堂】は現代社会が抱える子供の貧困などの問題への対策として出来た取り組みです。

つまり【子ども食堂】を誰も必要としなくなれば、社会問題が解決したということになると思うんです。

もちろん難しいことはわかりますし、現在では必要な取り組みです。

ですが、いつの日かこういう問題が無くなる為に何が出来るかということは自分でも考えていきたいですね。

最後に真宗大谷派 金寶寺の【子ども食堂】、今後のスケジュールなどをお知らせします。

名称 てらこや食堂
オープン 平成29年5月3日(水) 18:30〜20:00
それ以降のスケジュール 毎月第一水曜日と第三水曜日の18:30〜19:30くらいに開催
参加費 子ども100円 大人200円 

初日の5月3日にはオープニングイベントもあるようですよ。

お楽しみに!

ということで今回はこの辺で!

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ぽぽ(片元 彰)

ぽぽ(片元 彰)

兼業主夫です。
NPO法人 ファザーリング・ジャパン中国代表。
時短家事コーディネーター。家事シェアコンサルタント。
夫婦関係を良くするコンサルティングも行っています。
タスク管理の最強ツール、タスクシュート時間術を実践中。
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