主夫のぽぽ(@carp0p0)です。
タイトルの通りなんですが、私の子供が通っている小学校区にあるお寺で【子ども食堂】がオープンするという話を耳にしました。
これを聞いてすぐに話を聞きたいと思い、インタビューを申し込みましたので、その詳しい内容についてはまた明日書きたいと思います。
今日は僕がこういう話に反応するようにきっかけになった、ある女の子との出来事について書かせてもらいたいと思います。
ごくごく個人的な話なので、興味のある方のみ読んでもらえれば幸いです。
とある女の子との、とある出来事
僕自身がこの【子ども食堂】や【子供の貧困】といった話に興味を持ったのはきっかけがあったんです。
二年前のちょうど春休みの頃になるんですが、公園で子供達を遊ばせていると、一人の女の子が寄ってきてくれました。
その子は当時5歳と3歳だったうちの子供達と一緒に遊んでくれて、面倒も見てくれたり、僕にも懐いてくれたりしてとても仲良くなれました。
話を聞いてみると、当時小学校一年生。とてもしっかりしている可愛い子でした。
その日から公園に行くと必ずと言っていいくらいその女の子もそこにいて、僕や子供達に寄ってきてくれました。
ただ、今考えると、その女の子はずっと一人だったんですよね。
ある日、ウチの長男が『お姉ちゃんをお家に呼んで一緒に遊びたい』と言い始めました。
ただ、その子は一年生ですし、僕自身が親御さんのことを知ってるわけでもない…さすがになぁと思っていたんですが、我が子もその女の子もどうしても家で遊びたいと言って聞かない…。
しょうがないなぁと思いながら、僕がその子の家に行って保護者の方に許可をもらおうと思ったんです。
するとその女の子は『お母さん、家にいるけど出てこないと思う』と言ったんです。
確かに家まで行ってもその子のお母さんは出てこられませんでした。
まあいろんな事情もあるだろうなと思いながら、その子に僕の名刺を渡して、ちゃんと説明するように言って、それから我が家に来てもらいました。
ひとしきり遊んで、昼食の時間。
その子は『一度帰ってまた遊びに来ていい?』と聞くので、『お家の人がいいと言ったらいつでも遊びにおいで』と言って帰しました。
すると30分くらいして、すぐに家にまた遊びに来たんです。
『ご飯食べた?』と聞いたら『うん』とは言うんですが、なんかおかしいなと感じた僕は『お昼に食べたオムライス、余ったんだけど食べる?』と聞くと、『うん、食べる』と。
そのオムライスへのがっつき方が半端じゃなくて…。
それとなく色々聞いてみると、その子はその日、朝ごはんも昼ごはんも食べていませんでした。
次の日、その子が急に我が家のチャイムを鳴らして『遊ぼう!』と訪ねて来ました。
特に予定は無かったので一緒に遊びました。お腹空いたと言っていました。
次の日も訪ねて来ました。ただその日は予定があったので断りました。
この事態はどうするべきなのか…僕も悩みました。
すると次の日、また訪ねてきた女の子の口から引っ越すことになったことを聞きました。
新しいお父さんのところ(名古屋)へ行くと。
次の日から女の子が訪ねてくることはなかったし、公園で姿を見かけることもなくなりました。
僕の主観で決めつけるのも良くないのですが…もしかするとネグレクトだったのかなと。
子どもの貧困は外見では見分けられない | AERA
6人に1人の子どもが貧困と言われても、実感がわかない。それもそのはず。「貧しい子どもの姿」を日常生活…
お母さんが具合悪かったのかもしれません、当日はたまたま女の子がご飯を食べていなかっただけかもしれない。
ただ、この記事のようにもしその子が貧困状態だったとしても、見た目では全くわかりませんでしたね。
今はその女の子がお腹いっぱいご飯を食べることが出来ていて、幸せだと感じられているのを願うのみです。
ぽぽ、考えた
僕がその女の子を家にあげたこととか、その時点でしかるべきところに通報するべきだったんじゃないかとか、その時の行動を考えると、何が良かったのかは僕自身にはわかりません。
多分あの子のことはこれからもずっと心に残ってるんだろうなと。
皆さんだったらどういう行動を取りますか?
まあそれはそれとして、明日は新しく出来る【子ども食堂】について色々と書いていきたいと思います。
本当に素晴らしい取り組みだと思います。
それを伝えきれるかどうかはわかりませんが乞うご期待ということで。
ということで今回はこの辺で!