主夫のぽぽ(@carp0p0)です。
東京に行くとなぜか【とんかつ】が食べたくなるんです。
現在、僕が生活している新潟のとんかつは薄いタレカツです。
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これはこれで美味しいし、もちろん満足しています。
ただ心の奥底で『分厚いとんかつが食べたい!』というのがあるのか、つい美味しいお店がないかなぁと探してしまう。
だから東京で評価も人気も高い有名店にも何軒か行きました。
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だから今回もGoogle先生に聞いて食べに行きました。
そして出会ってしまったかもしれません。
史上最強のとんかつに。
もしかすると僕は今後とんかつのレビューを書けないかも、いやそもそもとんかつを食べることすらできないかも…そう思わせてくれるほどのものを食べてしまいました。
成蔵(高田馬場)の【雪室熟成豚の特ロースかつ定食】
最初は興味本位でした。
それがまさかこんな大きな出来事に発展するなんて思ってもいませんでした。
忘れもしません、それは平成29年3月10日(金)。
前々日くらいに、そういえばこの日の昼ごはん何食べようかなぁなんて考えていたら、ふと頭の中に【とんかつ】という文字が浮かんできたのです。
僕は東京に行ったら食べたいお店リストというのを作っていて、その中からとんかつのお店を探す。
【成蔵】という文字を見つける。
あ、高田馬場か…ちょうど新宿にも行きたいしいいかも。
そんな理由でした。
お店の場所はこちら。
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高田馬場駅にて下車、早稲田口から出ると道なりに右へ。
徒歩3分くらいでしょうか、坂を上がっていくと見えてきます。
おそらく迷うことはないと思います。行列が出来てますので。
行列はこんな風に出来ています。
並ぶ時は点字ブロックにかからないように端に寄って並びましょう。
予約などは受けていないみたいですし、当然ですがマナーは守って並ばないといけません。
お店は11時開店です。
僕がこの日並び始めたのは10時30分ごろ。
それでも前には10組以上は並んでいたと思います。
並んでいる間にメニューが渡されます。
食べたいと思っていたのはこの【雪室熟成豚】のシャ豚ブリアン。
シャ豚ブリアンというのは、フィレ部分の中心でフィレの中でも肉質がより良い部分のことを言うそうです。
しかしこの日は入荷が無く食べられないとのこと、残念。
ということで同じく【雪室熟成豚】の特ロースかつ定食を注文。
250g…食べられるのか?と不安にはなりましたが、量だけじゃなくロースの中でも美味しく柔らかい部分を使っているのが特ロースだという説明だったので、せっかくなら。
このようにランチメニューも用意されています。
ランチメニューの霜降高原豚というのは安定して入荷されるようなので、いつでも食べられるとのことです。
近所に住んでいていつでも来られるというならこっちでも良かったんですけどねぇ。
実際に僕の後ろに並んでいた方は、『また来られるからいいじゃん!』なんて話をされてました。羨ましい。
メニューの中にお店のこだわりなんかも書かれていました。
列が進んでいよいよ入店!時間は11:30くらいでした。
約一時間並んだことになりますね。
店内はカウンター6席とテーブル12席。
いわゆるとんかつ屋さんの雰囲気ではなくて、白い壁にウォールステッカーなんかも貼ってあって、ちょっとおしゃれな感じ。
女性客も結構多くて、この雰囲気ならOLさんがランチしているというのが不釣り合いにはならないなぁなんて勝手に思ったり。
カウンター席に案内してもらいます。
ドリンクメニューが置いてありました。
この後の予定もあるし、ランチなのでねさすがに、ビール!というわけには行きませんが、とんかつをアテに飲むなんて最高だろうなぁなんて考えながら。
その隣には調味料も置いてありました。
とんかつソース、ドレッシング、岩塩ですね。
そして11:45、待ち時間1時間15分の末、とうとう来ました!
とんかつにキャベツ、ご飯、豚汁、お新香と小鉢が2皿。
もうね、美しさにため息しか出ません。
肉の薄いピンク色に黄金色の衣。
そして、キャベツ。
これまでで最も上手くキャベツの写真撮れたかも。
ソースなんかもかけてみて。
ぽぽ、食べた
すみません、僕はもう他のお店のとんかつが食べられないかもしれません。
というかこんなふうにレビューできないかも…。
どうしてかって?そんな野暮な質問します?
ここを超えられるお店が無いのに、そこを美味しいなんて言えないよなぁって。
大袈裟に聞こえますか?
そう思われた方は是非一度食べてみてください!
一時間並ぶ?食べ終わったら、そんなのちっぽけなことだなぁって思えます。
まずはキャベツに驚かされること間違いなしです。
ふわふわシャキシャキのキャベツは甘みがすごい!
何か変なもの使ってんじゃないのか?って疑いたくなるくらいです。
秘密は水にさらさないことらしいんですが、これだけでもどんどん食べたくなる。
そしてロースカツ。
ロースカツの魅力はみなさんご存知のように、脂の甘み。
成蔵のロースカツは次元が違う甘さです。にも関わらず、しつこさが感じられないので250gという食べ物ではなく餌クラスの量であったとしても、パクッと食べきれちゃうという。
柔らかいなんてのはもう言う必要もないですが、これが本当に豚肉なのか?と疑いたくなるほど。
ただここ成蔵のロースカツの魅力は肉だけにあらず。
衣がすごいんです。
サクサク感は当たり前なんて思われるかもしれませんが、歯ざわりがサクサクしているのに加えてとにかく軽い!
パン粉の一欠片ごとに食感があるような、まるで美味しいパンを食べているかのような香ばしさが口中に広がります。
低温であげるのがこの美味しさの秘密だと言うんですが、もちろんそれぞれに最高の素材を使って、最高の揚げ方、調理してくれている職人の技が絡み合ってこの味を出しているのだと思います。
陳腐な表現ですが、すごいです!本当に!
普段から美味しいものは極力シンプルに食べたいと思っているので、とんかつもなるべく塩で食べたいんですが、この成蔵のものは塩すらいりませんでした。
もちろん、塩、ソースどちらをかけても美味しいですが、そのままいただくのが最も美味しい食べ方だったと個人的には思います。
名物のシャ豚ブリアンが食べられなかったのは残念ではありましたが、それでも満足させてくれる成蔵さんに感謝するとともに、今後とんかつを食べるときにこれと比較してしまうので忘却光線を浴びたくなる気持ちの僕なのでした。
ごちそうさまでした!
ということで今回はこの辺で!