主夫のぽぽ(@carp0p0)です。
「たすくま」というタスクシュート時間術の考え方に基づいたiosアプリを使ってやったことを記録したり、やることを管理したりしている僕です。
こういうお話をしていると、「スケジュールを綿密に立てて、その通りに行動するなんて自分には出来ない…」みたいなことを言われることが多いです。
言ってくれることは、ある意味では間違っていないんですが、ちょっと違っている部分もあってですね。
後半部分、「その通りに行動する」というのはあながち間違ってないです。ずっと「たすくま」を見て行動していますし。
ただ、「その通りに行動する」というよりは、「その通りに行動するようになっている」もしくは「行動するとそのようになっている」という感覚の方が正しいような気もします。
この辺の感覚は使ってもらえるとわかってもらえると思うんですが…。まあその辺は今回は置いておきます。
んで、前半部分の「スケジュールを綿密に立てて」というところ、ここはちょっと違っていますし、勘違いされやすいところだと思うんです。
スケジュールを立てるとなると必須事項としてはその予定を始める時刻があります。
でも「たすくま」に書かれていることの中には予定開始時刻が書かれているものはほとんどありません。
まあ別に予定開始時刻が書かれていてもいいですし、そういう使い方もできるのかもしれませんけどね。ツールなんてどう使っても自由ですし。でもタスクシュート時間術の考え方とはちょっと違うかなと。
タスクシュートに関する記事を書くときに必ずと言っていいほどしつこく紹介しているこの本、
この中に、タスクシュート時間術の特徴が様々書かれているんですが、そのうちの一つに、
【「本日1日分の仕事」を1シートで管理する】
というものがあります。
1日の最初にその日にやることをシミュレートして、それを全て1枚のシートに並べて上から順番に手をつけていく、これがタスクシュートの基本的なやり方です。
その中で予定開始時刻というものを入れるものももちろんあります。
僕であれば子どもたちを学校に送り出す時間の7時43分とか。
その時間になれば通知がApple Watchに来て教えてくれるんですけど、これは忘れちゃいけない予定なので入れておきます。
ただ、それすら入れないようにできれば最高だなと思います。まあ難しいですけど。
スケジュール表というと、
- 9時 チームミーティング
- 11時 〇〇さんアポイント
- 12時 〇〇さんとランチ
- 15時 A社に訪問
みたいな感じだと思うんですけど、これらは全て予定開始時刻が入っていますよね。
たすくまもそういう使い方をしてもいいのかもしれませんが、そうすると、
- 6:00 起床
- 6:01 トイレに行く
- 6:02 PCを立ち上げる
- 6:03 コップ一杯の水を飲み、カレンダーをめくる
- 6:04 昨日の振り返りをする
…
みたいなのが延々続いていくことになります。
スケジュール表に書くのは予定です。
もちろん予定は予定としてあるんですが、予定だけで1日は作られているわけではありませんし、予定だけをしっかり管理して、それ以外を管理していないと、本当に予定が空いているのかがわからなくなるという皮肉なことにもなりかねないというのは「たすくま」を使い始めてわかりました。
だからタスクシュート時間術は予定を管理するんではなく、予定していないことをも管理するんです。
「たすくま」にトイレとか歯磨きとか髭剃りとか書かれているのはそのためです。
ということで今回はこの辺で!
タスク管理トレーニングセンターではタスクシュート時間術やその公式ツールである「たすくま」の使い方についても、タスクシュート開発者の大橋悦夫さん(@shigotano)やタスクシュート時間術の第一人者で紹介した本の著者、佐々木正悟さん(@nokiba)に質問できます。