主夫が考えるPTA。『やらなきゃいけない!』と働き方の問題

主夫のぽぽ(@carp0p0)です。

ゴールデンウィーク真っ只中ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。我が家は妻がほぼ仕事なので、大型連休らしいことは何もしていません。常連になっている、アクアパークにいがたに行ったりと、のんびり過ごしています。

さて、長男が通っている小学校ではゴールデンウィーク前にPTA総会なるものが行われました。おそらくこの時期に全国各地で行われているんだと思います。

かく言う私も今年、学年委員長をやらせてもらうことになりました。これからいろいろとやることが増えてくるのかなとも思いますが、今のところ楽しくやらせてもらっています。

そんなPTAについて少し思うことを書いていきたいと思います。

PTAは強制加入?違法にもなる?

PTAって入らなくてもいいって知ってました?あ、実は私は知ってました。しかも子どものころから何故か知ってました。

というのも私自身が小学生の頃、こども会に属していなかったという変わった子だったんですよね。しかも自分の意志で(笑)。

こども会の活動って私が育った地域では当時、夏のラジオ体操だったり、休日にお楽しみイベントをやったりという感じだったんですが、野球のことしか頭に無かった私は全くそういうものに参加せず、ラジオ体操やるくらいだったら、足腰を鍛えるためにランニングした方がいいとか、そもそも休日は少年野球チームの練習や試合があるからそっちを優先させたいと思っていました。だからやらないという感じで。

家族旅行ですら、野球の練習ができなくなるから嫌だと大真面目にいうくらいだったんで。

という私の話はこれくらいにしておいて、そもそもPTAは強制加入ではないですし、そのことから入会の意思確認も無く、勝手に会費が引き落とされたりしていると憲法違反にもなり得るそうです。

菊池桃子さんの発言と働きかた問題

少し前ですが、タレントの菊池桃子さんが発言したことが話題になっていました。

菊池桃子氏がPTA活動について問題提起 ワーキングマザーに代わって… 1億総活躍国民会議(1/3ページ) – 産経ニュース

この記事、タイトルだけ読んだり、冒頭の部分だけ読むとPTA問題に言及した発言に聞こえてきますが、そもそもこれって働く女性がそういう活動に参加しにくいから、考えたほうがいいよねって話なんですよね。

ですがいろんなところでは『PTAはそもそも要らない』とかそんな発言も見受けられます。

まず、この菊池桃子さんの発言に関してはその通りで、今回の総会の出席者やそもそもの役員選出する段階で手を挙げるのも、ほぼ女性(母親)なんですね。

なので四役(会長さんや副会長さん)以外はほぼ女性。しかもそれがごく当たり前になっています。

なんだかなぁって思っちゃうんですよね。確かにこの雰囲気だと強制参加が前提みたいになっちゃって、しかも女性の仕事みたいになってるなぁと。

今は働いている女性多いですよね。実際に私が参加している学年部でも半分以上は働いている女性(パパにも入ってもらっていますが働いていらっしゃいます)です。というかそもそも働いているという定義自体がおかしい…というのはまた今度にしましょうか。

要するに企業に属していたり、自営業だったりという女性が中心となっている組織なんです。

こんな感じなのに、女性だけにこの役割が押し付けられているのはそもそもおかしいと思うし、そりゃPTAなんて要らないんじゃないかという話になってもおかしくはないと思います。

じゃあ男性(父親)はどうしているの?という感じですが、そこはもちろん積極的に関わっていかないといけないし、積極的になるべきだと思うんです。

ですが、結局それを阻むのが働き方の問題なのかなと。

PTAも働き方も柔軟になる

上の菊池桃子さんの発言でも言われているのは、『女性の就業問題の議論を深めて欲しい』ということです。PTA活動の負担が大きくて仕事に支障をきたしていることがあると。

これってPTAの活動についてはもちろんのこと、同時に働き方も見直す必要があるってことなんじゃないかなと思うんですよね。

まずPTAの活動に関しては、働く女性が多くなっているこの時代に合わせて柔軟に対応していかなければならないとか、父親も積極的に関わることで母親だけの負担を減らすとかですかね。

そして、働き方に関してはそもそもこういう活動に参加するために休んだりすることが許されない雰囲気を変えることと、PTAだけでなく、所謂仕事以外の活動にも参加することによって仕事にも好影響が出るという考え方、つまりワークライフバランスやワークライフシナジーを広めることですかね。あ、このワークライフバランスに関しては長くなるのでまたの機会に書いていきます。

ぽぽ、考えた

PTAは必要な組織だと思うし、実際に今現在も子供達や学校、地域のために頑張ってくれている人たちが沢山いるわけです。

変えられる部分は変えていくなかで、だからPTAは要らないというのでは無くて、良くするためにどうすればいいかという議論になればいいなと思います。

ということで今回はこの辺で!

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ぽぽ(片元 彰)

ぽぽ(片元 彰)

兼業主夫です。
NPO法人 ファザーリング・ジャパン中国代表。
時短家事コーディネーター。家事シェアコンサルタント。
夫婦関係を良くするコンサルティングも行っています。
タスク管理の最強ツール、タスクシュート時間術を実践中。
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