主夫のぽぽ(@carp0p0)です。
沢渡あまねさんの新刊です。
以前、ワークショップにも参加させてもらいました。
参照:沢渡あまねさんの「職場の問題かるたワークショップ」に参加!楽しく働き方改革を学べたよ! – 主夫のぽぽさん
今作はなかなか刺激的なタイトルですよね。
「仕事ごっこ」
働き方改革がこれほど叫ばれている昨今でも、”ごっこ”になっている組織って結構多いんですよね。
仕事ごっこ 〜その“あたりまえ”、いまどき必要ですか? by 沢渡あまね
こちらの本の中では「仕事ごっこ」を以下のように定義づけています。
・生まれた当初は合理性があったものの、時代や環境や価値観の変化、および技術の進化にともない、生産性やモチベーションの足をひっぱる厄介者と化した仕事や慣習。
・コラボレーション、ひいてはその組織とそこで働く人の健全な成長を邪魔をする形骸化した仕事や慣習。あるいは、仕事のための仕事。
胸に手を当ててみてください。
以上に当てはまるもの、あなたの属する組織にはありませんか?
そんな成果を産まないような仕事なんてあるわけない!と答えられる人の方がおそらく少数ではないかと。
そんな「仕事ごっこ」の事例をおとぎ話などを絡めながら、とてもわかりやすく、ユーモアも交えながら書かれているので、頷きまくりながら読んでいました。
目的はなんなの?と考え続ける
僕自身も本作に書かれている「仕事ごっこ」の事例に遭遇したことがあります。
ずっと体育会系の組織で育ってきたので、新入社員の時には先輩マウンティングみたいなものもありながら、そこに意見することが出来なかったり。
当時はそれが当たり前だと思っていましたが、そのことから自分の頭で考えるということをやめてしまっていたような気がします。
「仕事ごっこ」から脱却するためには、常に今やっていることの本来の目的はなんなのか?と考える続けることが重要なのに。
その紙の書類は何のために?印鑑押さないとだめ?電話じゃなくてもよくないか?今でもその慣習って必要?など、現状を疑いながら、今、目的を達成するためには何が最適なのか?を考え、常にアップデートを図っていかないと、個人も組織も衰退していく一方だということは今ではわかるんですけどね。
ぽぽ、考えた
本作の最後にも書かれていますが、経営者、管理職、中堅や若手社員、どんな立場の人であれ、それぞれがそれぞれの立場で、かつ同じ目標に向かって変わっていかなければこの「仕事ごっこ」の問題は解決しません。
僕も会社員時代、おかしいと思ったことを指摘しなければならなかったんですよね。
まあそんな経験も現在は人前で喋ったりしてるわけなんですが。
組織で働いている人であれば、どんな人が読んでも気づきが得られる作品だと思います。
オススメです。
ということで今回はこの辺で!