主夫のぽぽ(@carp0p0)です。
薄々、わかってはいました。
でも…それでも…やっぱり寂しい。
黒田さんの引退。
何気なくTwitterを覗いていたら、沢山の人の悲しみの呟きが。
どうしても書かずにはいられなかったので、書きます。
野球に興味がない人にとっては全く面白くない記事かもしれませんので、あしからず。
黒田投手の思い出をつらつらと
黒田投手がカープに入団したのは1997年。
前年のドラフトで2位指名されての入団でした。
指名というよりは当時は逆指名制度があったので、カープに入りたいと思って入ってくれたってことです。
その年のドラフト1位は現二軍投手コーチの澤崎さん。
入団した年は澤崎さんが新人王を取るくらいの活躍だったので、正直黒田投手のことは覚えていませんでした。
ただ、キッチリ一年目から規定投球回数をクリアしてたり、初先発初完投勝利なんてのもやってのけてたんですよね。
2000年くらいからローテーション投手として活躍し始めて、2003年には開幕投手、名実ともにエースとしてカープを支え続けてくれました。
そして2006年。
今も語り継がれるFAでの移籍騒動。
広島市民球場のライトスタンドに現れた巨大横断幕。
我々は共に闘って来た 今までもこれからも…未来へ輝くその日まで 君が涙を流すなら 君の涙になってやる Carpのエース黒田博樹
シーズン最終登板の際には残留を望むカープファンが市民球場に押し寄せ、15の赤いプラカードを掲げました。
そしてその気持ちに応えてくれた黒田さん。
『他球団のユニフォームを着て、広島市民球場でカープのファン、カープの選手を相手にボールを投げるのが自分の中で想像がつかなかった』
『ここまでの投手にそだててくれたカープを相手に目一杯ボールを投げる自身が正直無かった』
あぁ…これ書いてるだけで涙が出てきます。てかマジで潤んできた。
翌年、メジャー移籍をしてしまいますが、ファンはみんな納得してました。
それまでのカープへの功績を考えれば快く送り出さないといけないとまで思わせてくれました。
そしてメジャーでの入団会見。
『広島東洋カープから来ました、黒田博樹です。』
日本から来ました。ではないんですよ。どんだけファンを痺れさすねん!って思いましたよ。
そこからメジャーでも大活躍。
現地のメディア、ファンからもメジャー史上最高の日本人投手と評されるまでになりました。
そして、ファンは待ち望んでいたんです。信じていたんです。この言葉を。
『日本に帰ってプレーするならカープしかない』
2010年、ドジャースとの契約最終年。カープへの復帰も報道される中、ドジャースと再契約。
他球団ではなくドジャースとの再契約という選択も黒田さんらしいとみんな思いました。
2012年、ヤンキースへ移籍。
ここからは毎年一年契約を結ぶ黒田さんに期待感を抱かされました。
今年こそはカープに帰ってきてくれるんじゃないのか?
毎年オフシーズンのカープファンの話題でした。
2012年、2013年のシーズン終了後、やっぱりもう帰ってきてくれることは無いのか…と諦めていたファンも沢山いたし、カープへの復帰報道は年末の風物詩とも言われ続けた中、2014年の年末。
黒田投手、広島復帰!
約束を守ってくれたんです!もうね、ここでも泣きましたよ!
男気とかいろいろ言われたり、21億円のオファーを断ったとか、すごい話ばかり出てきて、本当なのか?本当に復帰してくれたのか?ってのは正直夢見心地な部分もあって…。
3月29日の復帰後公式戦初登板を見るまでは信じられない感も強かった。
でも…3月29日の登板…また泣きました。
本当に帰ってきてくれたんだなって。
優勝を期待されましたが…残念な結果に終わって、まだ出来る、やってくれないと前田健太投手が抜けたカープはどうなるの?って思ってた昨年オフ、現役続行を決断してくれて。
そして今年、日米通算200勝を達成。
チームは優勝という最高の結果を残してくれました。
ただ今年、満身創痍というのは誰が見ても明らかで…本当に苦しそうで…先日のテレビ番組でも本当に大変そうで。
やっぱりそうなのか、引退するのか、でもそれは聞きたくない。
そんな気持ちで迎えた今日でした。
ぽぽ、考えた
もう、本当に感謝の気持ちしか無くて。
考えるだけで涙がどんどん湧いてきて。
でもまだ終わりじゃないんです。
日本シリーズがあるんです。
こんなこと言ってはバチがあたるかもしれませんが…日本ハムファイターズのCS最終戦の勝ち方、大谷投手の凄さから勢いを持って行かれた感は正直ありまして。
でもこれで、黒田投手の花道を飾るっていう、どうやったってカープが勝たないといけない理由が出来ました。
そしてまた泣くことになるんだろうな。
一人の人にこんなに泣かされたのは最初で最後でしょう。
最後の登板がどんな形になるかはわかりません。
おそらくマツダスタジアムで最終登板とはならないのが残念で仕方ありませんが、最後の勇姿はこの目でしっかりと見たいと思っています。
ということで今回はこの辺で!