主夫のぽぽ(@carp0p0)です。
Facebookなどでもシェアしたんですが、昨日こんな記事を読みました。
筒香選手、以前から少年たちへの指導方法など具体的に提言をされています。
実力もさることながら、こういう部分で未来の子どもたちのためにと動かれているのは本当に尊敬します。
僕は小学3年から大学までずっと野球をやってました。
当然、各年代でいろんなチームに所属して、いろんな指導者の方々と出会ってきましたが、まあ暴言や罵声というのは浴びることもありましたし、試合をしていても相手チームの監督が選手に対して…みたいなこともしょっちゅう見てきました。
まあ当時はそれに対して何の問題意識も持っていなかったんです。それで強くなると思ってたくらいでしたし。
でも、冷静に考えるとそんなわけないんですよね。
過度なプレッシャーはパフォーマンスが落ちる
ヤーキーズ・ドットソンの法則ってご存知でしょうか?
心理学では基本らしいんですが、ヤーキーズって人とドットソンって人がマウスを使って実験した結果、動機付けは適切なレベルでないと意味がないという理論です。
ここでの動機づけというのは「やる気」とか「緊張」とか「プレッシャー」みたいなものに置き換えられると思うんですが、要するに適度な緊張感はパフォーマンスを上げるが、過度になると逆にパフォーマンスは下がると言われているわけです。
指導というよりは暴言、罵声、事細かい指示が行われていました。
子供たちはできないのが当たり前。なぜそれに腹を立てて怒っているのか
暴言や罵声を浴びたいという子どもはおそらくいないと思います。もちろん歯をくいしばってナニクソと思ってやる子もいるかもしれませんが、多くはそんな暴言や罵声を浴びせる指導者を恐れてしまうのではないでしょうか。
恐れるということは結局「怒られるんじゃないか?」というプレッシャーの中でプレーすることになることが考えられます。
ヤーキーズ・ドットソンの法則によると、プレッシャーが高く過度の緊張感の中ではパフォーマンスは落ちるんです。
百歩譲って怒りに任せて暴言を吐いているわけではなく、選手たちを奮い立たせるためにやってるという人もいるかもしれませんが、それはやはり良い指導とは言えないんです。
ぽぽ、考えた
あの頃の厳しさに耐えたから今がある、みたいな言い方をする人もいます。
確かに、当時のことで仲間との話には花が咲いたりすることもあります。
喉元過ぎれば何とやらで笑い話に出来たりするんですが、それとこれとは話が別ですよ
ね。
肉体的にハードなトレーニングは必要なこともあるかもしれません(僕はそれさえも懐疑的なところはありますが)。
でも、暴言や罵声で子どもたちをビビらせても何の意味も無いんです。
それだけ大人も本気でやってるんだ!って?そこは冷静になりましょうよ。だって大人なんだから。
少しずつ変わってきてはいますが、まだまだスポーツの世界ではこういうことがまかり通っている現実はあると思います。
筒香選手みたいな影響力のある人がどんどん発信してくれて、子どもたちの環境がより良くなることを願うのみです。
ということで今回はこの辺で!