『家事』『育児』『仕事』を回していくために重要なのは【中途半端さ】なのかもって思った。

主夫のぽぽ(@carp0p0)です。

いつも家事育児と仕事を両立されている皆さん、お疲れ様です。

大変ですよね、仕事ではやることは山積みなのに帰宅してからは家事、子育て中の方は育児と目の回る忙しさとはこのことを言うんだと実感することも多いと思います。

まあ楽しんでやれているのであればなんてことはないんですが、忙しさに振り回されちゃってどれもこれもちゃんとやりきれてないわぁ…って思っちゃうことも。

でももしかしたらその『ちゃんとやりきれてないわぁ』って気持ち、大切にしたほうがいいんじゃないかって話を書きたいと思います。

ワークライフバランス

最近いろんな場面で耳にする言葉、『ワークライフバランス』。

そんなの知ってるよという人も多いかと思いますが、今一度簡単に説明しておくと、仕事もそれ以外も充実させることでいい相乗効果を生み出そう!という考え方です。

例えて簡単に言うなら、

  1. 仕事ばかりしてる。
  2. モノの見方が仕事内容にばかり偏ってしまう。
  3. 新たなアイディアが浮かんでこない。
  4. 時間がかかってしまう割に成果に結びつかない。
  5. 成果を時間で埋めようとするので、また仕事ばかり。

という負の連鎖を、

  1. 仕事以外の時間も大切にする(家事育児や地域活動、自己研鑽など)
  2. アイディアなど人間としての引き出しが増える。
  3. その引き出しを持って仕事に臨むことができ、(クリエイティブな考え方など)成果も上がる。
  4. 成果が上がる一方で仕事の時間は短いので、より一層、自分を高めたり、休息をとることが出来る。

という好循環にしていこう!というものですね。

長時間労働の問題が叫ばれて、

『ワークライフバランス』=『残業せずに早く帰宅する』

というふうに混同されたり、勘違いされやすいんですが、ただ単純に仕事早く切り上げて帰ろうぜーってことでは無いんですね。

このワークライフバランスって考え方、私も以前はすごく共感してて、実際にそれを勉強したりしてました。

株式会社ワーク ・ライフバランスという働き方のコンサルティングをしている会社があるんですが、そこの講座を受けて、【認定ワーク・ライフバランスコンサルタント】という資格も持ってます。

もちろん今でも大枠では共感しているんですが、少し考え方も変わってきたんですよね。

まあ簡単に言うと、『何でもかんでもと欲張り過ぎるのも良くないし、無理だよなぁ』なんて思うようになりました。

まあただの諦めだと言われればそれまでなんですけどね。

仕事の成果を上げるのは働いている限り重要なことだと思います。

ただ、時には仕事の成果を上げない、むしろ下げるという選択があっていいよなって。

もちろん、サボることが良いとか言ってるわけではなくて…長い人生いろいろあるじゃないですか。

育児だって期間限定だからやりたいと思うし、家族で過ごす時間だって大切だし、いろんなことがある中で全部欲張って出来るならいいけど、そうじゃないなら自分の価値観とか信じるモノに従って、決断していけばいいんですよね。

仕事ってどうしてもお金を稼ぐために必要なものって考えてしまうので、それを中心に置きやすくて、しかも今の世の中だと、仕事してれば何も言われることはないみたいな風潮もあるので、そっちに寄っていきがちだけど、それだけが全てじゃないし、むしろ仕事のために私生活を充実させるというんだったら、仕事が大好きな人はそれでいいかもしれないけど、僕みたいな人間は本末転倒だななんて思ったりもするわけです。

あ、こんなん言ってますど、『ワーク・ライフバランス』とか『長時間労働撲滅』という考え方には大賛成ですからね。

アンチじゃないですからね(笑)。

全てを途中にするという『中途半端さ』

前置きが非常に長くなってしまって、ここまでで80%くらいのひとが離脱してしまったかもしれないんですが、ここからようやくタイトルに関係したことを書きますね。

まず前提として、

仕事、やること多いです。

家事、休み無いです。

育児、突発的な事項も多いです。

うん、全部大変です(笑)。

どれも完璧にやろうとするのはなかなか難しい…だったらわざとどれも中途半端にすることで『飢餓感』を生むというのはどうでしょう。

えっ?そんなの気持ち悪い?

はい、そうです!その気持ち悪さが大事!

仕事ってやろうと思えばいくらでもできるという類のものが多いと思います。だからガンガンやろうではなく、一日の中で終える時間をちゃんと決める、なんなら次の日に仕事を残しておく。

一方で私生活、例えば子供の送り迎えなんてのは、後ろ髪を引かれながらの別れなんてのもあるかと思います。(慣れてくればそんなこともないだろうけど…)

子供可愛いですよね?でもずっと一緒にいればイライラしてくることもあります。

もっと子供と一緒にいたかった…でも仕事があるから…くらいの中途半端さを残しておくことで子供に変にイライラしなくて済むし、早く子供と会いたいという思いから『早く帰りたい!』となるんじゃないかと思うんです。

一日、24時間というのは誰しもが同じ。当たり前ですが。

その中で何をするという選択をするのは個人の自由ですが、『仕事が終わらないから家に帰れない』とか『家事育児、自分が全部完璧にやらないと!』とかいう凝り固まった考え方だけだともったいないし、しんどいかなと思います。

中途半端というと良いイメージが無いかもしれませんが、次の日に楽しみを取っておくという考え方なら、早く明日になって欲しいという気分にになってきませんか?

んで、最初になんでワークライフバランスの話をしたかというと、この話、株式会社ワーク・ライフバランスの社長、小室淑恵さんもされていたからです。

「定時に帰るけれど、生産性は最大に。残業続きはプロ失格」ワーク・ライフバランス社 小室社長の仕事論 – リクナビNEXTジャーナル

『ワークとライフ、両方あるから両方うまくいく』

なるほど、やっぱり上手いこと言いますね!

なんてお前何様だよって感じなんですが(笑)。

ぽぽ、考えた

真面目に考えちゃうと、ワークライフバランスってどうしても両方ちゃんとしなきゃ!みたいな考えになりがちで、それはそれで気持ちとしては良いことなんだろうけど、そんなになんでもかんでも出来ないこともあるよねって話でした。

だからって最初から諦めるのはもったいない。

その辺の線引きが難しいんですけどね。

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それこそ以前に読んだ本に書いてあったとおり、【問いを問として抱え続ける】【調整し続ける】、これしか無いのかなぁと。

そんな中での一つのやり方として【中途半端さ】ってのもアリじゃないのかなぁって思った次第です。

てことで今日は友だちとウチで飲み会、楽しみます(笑)!

今回はこのへんで!

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ぽぽ(片元 彰)

ぽぽ(片元 彰)

兼業主夫です。
NPO法人 ファザーリング・ジャパン中国代表。
時短家事コーディネーター。家事シェアコンサルタント。
夫婦関係を良くするコンサルティングも行っています。
タスク管理の最強ツール、タスクシュート時間術を実践中。
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