主夫のぽぽ(@carp0p0)です。
昨日に引き続き、帰省時に食べた讃岐うどん。
こがね製麺所 空港通り店 チェーン店なのにこのレベル!本場の讃岐うどんはやはりおそるべし! | 主夫のぽぽさん
今回はなんだかんだあって多くのお店に食べに行くことは出来なかったんですが、紹介するお店はそんな消化不良な感じを最後の最後に解消してくれました。
何と言っても場所がサービスエリア。
なので、香川県の玄関口にあるうどん屋さんと言ってもよいこちらのお店。
津田の松原サービスエリアにある、【あなぶき家】を紹介します。
あなぶき家 津田の松原サービスエリア
お店の場所はこちら。
津田の松原SAは四国最大級のサービスエリア。
高台にあり瀬戸内海が見渡せる景色の良さも特徴です。
そんなサービスエリアにある【あなぶき家】といううどん屋さん。
名前の”あなぶき”は香川県が誇るあの会社の関係ですね。
ちなみに上下線両方にあるのでご心配なく。
ここで一つ、讃岐人の妻から一言。
船に乗ったらうどん!
急に何を言いだすかと思われました?
実はこの【あなぶき家】、讃岐人の心のうどんを再現したものらしいんです。
まだ連絡船が本州との主な交通手段だった頃、故郷を後にする時、そして故郷に久しぶりに帰ってきた時、宇高連絡船の座席を確保するや否や階段を駆け上り、上部甲板の「うどんコーナー」に並んで、うどんを甲板で立ったまま食べた味が忘れられないと、今も「讃岐人」の心に鮮明に残っているうどんが「連絡船うどん」なのです。
そしてもうひとつ、高松駅前に人気のうどん店がありました。 それが当店「あなぶき家」のルーツである「夫婦(めおと)うどん」でした。
早朝から深夜まで大きな荷物を持った人たちが旅立ち前に、また、帰省して讃岐に帰って最初に、この「夫婦うどん」の暖簾をくぐったのでした。
その後、連絡船などが廃止されたり、また高松駅前周辺開発などでそのお店は無くなってしまいましたが 「夫婦うどん」の経営者の家族が「津田の松原サービスエリア」のうどん店「あなぶき家」開店を契機に、かつての懐かしい「駅前うどん」の味を復活させたという次第です。
本州と四国との交通手段が船から車に大きく移り、「連絡船うどん「駅前うどん」から「津田の松原サービスエリア」の「あなぶき家」が役目を引き継いで、讃岐人にとっての「心のうどん」になりつつあります。
うまく説明できそうにないので長文をそのまま引用させてもらいました。
うん、まとめると讃岐人にとってこちらのうどんは”ジャイアンから見たのび太みたいな存在”ということですね。
ここでも当然セルフスタイル。
サービスエリアにありますが、過度なサービスは致しません。
スナックコーナーなので従来は食券制ですが、こちらのお店だけは食券不要。というか食券を買ってはいけません。
通常のうどん屋さんと同様に並びましょう。
おでんの置いていないうどん屋さんは香川県ではありえません。
それが例えサービスエリアであろうと。
天ぷらも種類豊富。
今回は『かけうどん』とおでんとちくわの天ぷら。
え?お汁が入ってないって?
それももちろんセルフサービス。
過度なサービスは致しません。
それが例えサービスエリアであろうと。
ということで薬味はネギと天かすのみのシンプルなかけうどんの完成です。
ツルツルテカテカのうどん。マルマルモリモリ。
そして良く見ずに勢いで取ったちくわの天ぷら。
ずっしり来るなと思ってたら中にポテトサラダが入ってました。
これは腹持ち良さそう。
ということでいただきます。
ぽぽ、食べた
なるほど、これが讃岐の人の心の味なのかーといつもより味わいながら食べました。
コシや喉越しはこれまで食べたうどんの中でも極めて平均的。もちろん良い意味でですよ。
奇を衒っていないところが昔からの味わいなのかなと。
かけうどんのお汁も少し濃い目の油断すると全部飲んじゃうやつ。
讃岐うどんの玄関口という意味では極めて真っ当なうどんを食べられるというのはとても良いですね。
そしてこのあなぶき家のうどん。
お土産用にも売っているのですが、
ご覧の通り、モンドセレクション2017の金賞を受賞!
高い評価を受けています。
納得の味でした。
サービスエリアでも高いクオリティのうどんを出す香川県の底力、流石でした。
ごちそうさまでした!
ということで今回はこの辺で!