お父さんは自動的にお父さんになれるわけではない。

主夫のぽぽ(@carp0p0)です。

平日の日課の一つ、次男くんの幼稚園送迎。

園バスが通らないわけではないんですが、我が家は幼稚園からそんなに近くないので、バスに乗っている時間が長くなってしまうのが嫌だと言い始め、かれこれ2年間が経過しました。

そんな送迎の車中ではEテレの教育番組をよく見てるわけで、運転しながら『オトッペ』が流れてたりするわけです。

ある時、渡辺徹さんがナレーターとして絵本の朗読をしていました。

その絵本のタイトルは『おとうさんがおとうさんになった日』。

恥ずかしながらこの本を知らず、車を運転しながらジーンときてしまいました。同時に色々考えたりして。

このブログを読んでくれている人は子育て世代も多いので『もう知ってるよ!』と思われるかもしれませんが、色々思うことがあったので今日はその辺りを。

おとうさんがおとうさんになった日

長野ヒデ子さんが書かれていて、【おかあさんがおかあさんになった日】と言う同シリーズもあるので、そちらの方が有名かもしれません。

ネタバレになってしまうんですが内容を軽く説明すると、3人目の出産を控えた一家のお父さんの回想や想いがベースとなって展開していきます。

その冒頭、子供とのこんなやりとりから始まるんです。

「ねえ、おとうさん」「なんだい」

「おかあさんは、あかちゃんがうまれて おかあさんになったの?」「そうだよ」

「じゃあ、おとうさんは、いつ おとうさんになったの?」

「おとうさんは、どうしておとうさんになったって わかったの?」

「おとうさんは あかちゃんうまないのに、どうして そうおもったの?」

「おしえて、おしえて。おとうさんが おとうさんになった日のこと」

なかなか鋭い指摘ですよね。

お父さんはいつお父さんになるのか?

絵本の中でお父さんはこう答えます。

もちろん、おにいちゃんが うまれた日が
おとうさんが おとうさんになった日さ。

なるほど。確かにその通り!

ん?そうなのか?

我が子に後光が差した初めての出産立会い

ここからは僕個人の話。

何度かこのブログでも登場しているように我が家は子供が2人。

どちらの子が生まれる時も出産には立会いました。

生まれた時のことはやはり忘れることないですね。

特に長男の時『後光が差すってこういうことなんだなぁ』と思いました。

本当にそんな風に見えました。

その瞬間、僕はその子のお父さんになりました。

なんとなくですがお父さんになった気でいました。

そこから約8年。現在までお父さんとして生きてきました。

でもよく考えてみるとその出産に立ち会った時、後光が差した瞬間というのは『お父さんになった瞬間』じゃなくて、『お父さんとしてやっていくんだ』と決めた瞬間だったんじゃないのかなぁと。

お父さんはいつからお父さんなのか?

絵本の中でお父さんは、第一子が生まれた日がお父さんになった日だと答えています。

確かにその通り。

よく言われる話ですが、お母さんは我が子をお腹に宿して十月十日、少しずつ母親になっていきます。

でもお父さんはある日突然、『お父さん!元気な男の子ですよー。』なんて言われてお父さんになるんです。

いわゆる産みの苦しみは全てお母さんが背負ってくれます。

お父さんになろうとしている人は、その近くで何か出来ないかと考えながらオロオロするくらいしか出来ません。

当然、体の変化なんてありません。

それでいて、急にお父さんになれますかね?

何が言いたいのかって?

結局お父さんがお父さんになるには『自覚する』ということしかないんですよね。

『お父さんになるという気持ち』が生まれた瞬間から徐々にお父さんになっていくのかなと僕は思うんです。

ということは『子供が生まれたら父親になる』のではなく、『父親になるために行動する』べきなんですよね。

だからお父さんの完成形なんてものは当然無いし、理想のお父さんってのも無い。

いつからでもお父さんになれるし、お父さんの形は様々だということじゃないかなと。

子供は可愛い!おそらくこの世に生きるほとんどのお父さんはそう思っています。

無論、僕もそう思ってて、じゃあその可愛い我が子のお父さんであるためにどういう行動をしているんだろう?

そんなことを改めて考えさせてくれる渡辺徹さんの朗読でした。

ぽぽ、考えた

イクメンだとかなんだとか言われて久しい世の中です。

そんな中、一家の大黒柱として働いているパパはもちろん多いと思いますし(大黒柱とかそんな考え方も無くなればいいと思ってますが)、それがプレッシャーにもなったり。

仕事も家事も育児も全部やらなきゃいけない状態で苦しくなってるお父さんもいると思います。

現代は男が生きづらいとかも言われるようになってきました。

お父さんたちも大変なんです。

そんなの関係ねぇって人も沢山いるかもしれませんが。

だからイクメンとかそんなんじゃなくて、『お父さんに俺はなる!』的な自覚さえ持っていれば、それだけでいいんじゃないかと思ってます。

どっちにしろ自動的にお父さんにはなれないんだから。むしろそうするしかお父さんにはなれないんだから。しかもその気持ちはいつからでも持てるんだから。

お父さんを楽しみましょう!

僕はなんだかんだ楽しいです!

ということで今回はこの辺で!

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ぽぽ(片元 彰)

ぽぽ(片元 彰)

兼業主夫です。
NPO法人 ファザーリング・ジャパン中国代表。
時短家事コーディネーター。家事シェアコンサルタント。
夫婦関係を良くするコンサルティングも行っています。
タスク管理の最強ツール、タスクシュート時間術を実践中。
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